貧血に役立つハーブ
- juriko0426
- 2018年10月12日
- 読了時間: 4分
【貧血とは??】

貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンが通常より減少し体内に酸素が十分にいきわたっていない状態の事を言います。種類もいくつかあるのですが「鉄欠乏性貧血」が最も多いと言われていて、食事に深く関係のある貧血です。
【血液の働きで大切なのは】
酸素を体の各部位に運搬することです。その酸素を運ぶ役割をになっているのが赤血球の中にあるヘモグロビンです。ヘモグロビンは鉄(ヘム鉄)たんぱく質(グロビン)から出来ていて、酸素と結合して全身に運びます。その為、鉄が不足してしまうとヘモグロビンも減り酸素を運べなくなり運動機能低下などを招きます。
【どのくらい必要?】
赤血球にも寿命があります。どのくらいかといいますと、骨髄で作られて脾臓で壊されるまで約120日間です。古くなった赤血球は毎日少しずつ壊され、そして新しい赤血球が作られます。その代謝によって1日約1㎎損失します。その損失分を食事から補わなくてはいけません。
※1日の推奨量(日本人食事摂取基準2015年版)
大人の男性:7.5㎎ 大人の女性:6.5㎎(月経時:10.5㎎)
【汗をかいても失われるんです】

鉄は発汗によっても失われます。暑い季節や運動した時など、汗をかくときには鉄を多く含む食事をすることが必要ですね。
【エネルギーを作るためには酸素が必要!】 運動をする為にはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーを作るには酸素が必要です。元気よく運動する為にはヘモグロビンにどんどん酸素を運んでもらわないといけないですね。
【貧血を予防するために】

貧血を予防するためには毎日失われていく鉄を食事からしっかり取ってヘモグロビンを作る必要があります。鉄を多く含む食品には魚介類、肉類、大豆製品、青菜などがありますが、特に動物性に含まれるヘム鉄の方が吸収率が高いです。鉄を多く含む食事を心掛けるほか、「無理なダイエットをしていないか」「朝食を抜いていないか」など、食生活全般を見直しておきたいものです。
【ヘモグロビンを作るポイント☝】
☝肉魚などのタンパク質と一緒にビタミンCを取る事。ビタミンCは鉄の吸収を良くしてくれるので十分に摂取する必要があります。
☝酸味や香辛料を利用する。鉄は胃酸が分泌されると吸収されやすくなります。酸っぱいものを食べたり、よく噛んで食べたりすることで胃酸の分泌が促すことで吸収率アップが期待できます。
【ハーブが役に立つ?】
ハーブにはビタミンCや酸味を持っているものや香辛料のように胃に刺激を与えるくれる植物です。ほかの食材と一緒に摂取して鉄の吸収を助けることが出来ます。 また、鉄とビタミンCの両方を持つハーブもあり貧血予防に役立ちます。
【どんなハーブがある?】

鉄吸収のポイントである酸味(クエン酸)と鉄を併せ持つハーブです。
鮮やかな赤色はブルーベリーでもおなじみのアントシアニンで
目の疲れにも役に立つハーブです。
🌿マテ

南米に生息するハーブ。西洋のコーヒー、東洋の茶と並んで世界三大ティに数えられています
「飲むサラダ」と言われ、カルシウム、ミネラルを多く含みます。
また、ビタミンCも含むハーブです。
🌿ネトル

シソのような見た目ですが、葉の裏にはトゲトゲガあって生命力を感じるネトル。
フラボノイドやクロロフィル、ビタミンやミネラルを豊富に含むハーブとして知られ、
体質改善の目的で使用されるハーブです。

ビタミンCの爆弾と言われるその実はレモンの20~30倍のビタミンCを含んでいます。
一緒に含有しているフラボノイドはビタミンCの吸収を高めてくれます。
鉄を持つ食品とローズヒップを合わせて摂取することで、鉄もビタミンCも効率よく摂取で
出来ると言う相乗効果が期待できます。
【ビタミンCやミネラルを手軽に摂取できるハーブ】
体内の鉄は日々失われています。その為、きちんとした食事をして不足しないように気を付けなければいけません。吸収率を上げるために役立つハーブは食べるだけでなくお茶☕として手軽に摂取することが出来ます。
上手に利用して貧血予防に役立てるのはどうでしょうか。
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