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緑の薬

  • juriko0426
  • 2018年1月23日
  • 読了時間: 3分

メディカルハーブの勉強をしていると「緑の薬」と言うのを教わります。

緑の薬 植物は植物化学成分(フィトケミカル)を持っていて、色素成分、芳香成分、呈味成分などを自分で作ることが出来ます。これらは人の生体防御機能や恒常性を維持するのに役立ちます。ハーブはこうした物質の宝庫で、自然がもたらす安全な薬です。

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簡単に言うと、植物の色、香り、味が人の健康維持にとても役立って、ハーブにはその成分が沢山あるので、上手く取りれたら自然の安全な薬になるという事です。

確かに、胃がもたれているときにミントの香りを嗅いだりお茶を飲むとすっきりしますがこれはぺパーミントのℓ-メントールが消化器の調整をしています。

またラベンダーの香りを嗅ぐと心穏やかになりますがこれはラベンダーの成分の一つ酢酸リナリルの鎮静効果が心を穏やかにしてくれています。

もっと言えばローズマリーやセージ、ペパーミントはロスマリン酸と言う成分を持っていていて、それは老化の原因活性酸素に対抗する力「抗酸化作用」をもっています。そう、若さを保つのに役立ちます。

では、これらの自然がもたらす安全な薬の簡単な利用例をいくつかご紹介。

①眠れない

・ラベンダーの精油を使って、ぬるめのお湯でアロマバスを楽しむ。

・寝る前にジャーマンカモミールのミルクティーを飲む。

・寝室にラベンダーの香りを漂わせて深呼吸をする。

ー解説ー

ラベンダーの酢酸リナリルが心穏やかにし、ぬるめのお湯につかることで自律神経を整える。ぬるめのお湯が交感神経を抑えるポイント。ジャーマンカモミールに含まれるアピゲニンが心身をリラックスさせる。

②花粉症のアレルギー症状に

・ボウルにペパーミントを一握り入れ、熱湯を注いで蒸気吸入する

・目のかゆみにはローズウォーターをコットンにつけ、まぶたに冷シップする。

・ジャーマンカモミールとローズヒップのブレンドティーを飲む

ー解説ー

ペパーミントのℓ-メントールが鼻の不調に良い。かゆみはヒスタミンが原因。冷やすことで抑える。ジャーマンカモミールに含まれるアピゲニンの抗アレルギー作用、ローズヒップで体が疲れた時に必要なビタミンCの補給

③インフルエンザの予防

・エキナセアとローズヒップのブレンドティーを飲む

・帰宅したらチンキ(エキナセア)を5~10倍量の水で薄めたものでうがい

・ラベンダーの精油で蒸気吸入

ー解説ー

多糖類を含むエキナセアで免疫力を上げ、ローズヒップでビタミンCの補給。感染症の予防も出来るエキナセアでうがい。抗菌作用のあるラベンダーの蒸気吸入

チンキを作る

この時期インフルエンザや風邪の予防に役立つのがエキナセア。

このエキナセアで作った家庭に1本あると役に立つチンキの作り方をご紹介します。

材料

エキナセア 4g

ウォッカ(40度)100㎖

作り方

1、ガラス製の瓶にエキナセア4gを入れ、エキナセアが完全に浸る量のアルコール100㎖を注ぎ、瓶のフタを確実に締め日付ラベルを貼ります。

2、1日に1回、瓶を振って中身を混ぜながら常温で2週間つけこみます。

3、茶こしやガーゼなどでこして保存容器に入れます。保存は冷暗所で。保存期間は約1年。

利用方法:チンキ数敵をカップ1/2杯程度のお湯で薄める。インフルエンザや風邪対策として薄めたものを飲む。またはハーブティーに垂らして飲む。薄めたものを傷口の消毒に外用で用いると細菌による感染症を防げます。

先日作った「エキナセアのチンキ」と「カレンドュラとセントジョーンズワートのインフューズドオイル」

手前:エキナセアのチンキ。奥カレンドュラとセントジョーンズワートのインフューズドオイル。


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