ハーブ界でローズヒップは
「ビタミンCの爆弾」と呼ばれています
白くて可愛らしい花を咲かせます。撮影場所グリンハウス小山
ご存知の通り、ビタミンCは美容と健康に欠かせない成分です。メラニン色素の生成を抑えてシミを予防したり、コラーゲン生成に関与してしわの予防にも役立ちます。また血管壁や粘膜の強化をしたり、免疫のバランスを取ったり、便秘解消したりと美容と健康の両方をサポートするハーブです。
●熱に強く留まる時間が長いビタミンC
ローズヒップのビタミンCはフラボノイドやビタミンPに保護されているので熱に強く、そして体に留まる時間も長いのでその分吸収率が上がります。
●豊富な栄養素
たくさんの成分を含むローズヒップ。ビタミンCはレモンの20倍、カルシウムは牛乳の9倍、鉄分はほうれん草の2倍、βカロテンはトマトの20倍、リコピンもトマトより多いというデータがあります。
●実を食べる事が大切
ローズヒップの沢山の栄養素、ビタミンC以外はお湯に溶けだしにくく、ほとんどが実に残ってしまいます。
もったいないのでハーブティとして飲む場合は、実を食べてしまいましょう。そうすることで成分丸ごとを摂り入れることが出来ます。
美容と健康のために積極的に摂取したいハーブの一つです。
ローズヒップの実は赤くなったら収穫するのですが、
ハーブティなどに使うための処理に大変手間がかかります。
赤くなる前のローズヒップの実。撮影場所グリンハウス小山
実を半分に割って中の種を取るのですが、その種はふわふわの綿毛のようなものになっています。
その綿毛は軽くて体にくっつきやすいのですが体につくとチクチクしてとても痛痒くなります。
自然の恩恵を受けるにはそんなに容易い事ではないのです。
写真のローズヒップのはまだ赤くなっていないですが、
これから色づいてくるのが楽しみです。
作用:ビタミンC補給、緩下
適応:炎症や発熱によるビタミンC消耗時の治療の補助、インフルエンザなどの感染症予防
主要成分:ビタミンC、ビタミンE、ペクチン、果実酸、リコピン、β-カロチン、フラボノイド、鉄分
参考文献
「心と体の不調に効くハーブティブレンドBOOK」おおそねみちる著
「自然の恵み、植物のチカラで健康になる!ハーブティ辞典」佐々木薫著
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